炎川沿線

右手中指に黒い指輪をしたり、外したり。

友人の言葉がうれしかった話

悩みがあるとき、誰に話すかってすごく難しい。私が自分のセクシャリティに疑問を持ち始めたときも、誰にどう相談したら良いんだろうってすごく迷った。リアルの知り合いに自分のそういった話をするのは個人的にはかなりハードルが高かったのだけど、当時の…

自分の指輪を自分で買って生きていく

少し前に黒い指輪を買った。右手中指につけている。ここまで読んでその意味がパッとわかる人は少ないだろうと思う。「ブラックリング」「中指」とかで検索するとすぐに出てくるので、詳しくは調べていただければ幸い。「エースリング」とかって呼ぶらしい。 …

アセクシャルかもしれない、の捉え方と不安

ここ最近、「自分はアセクシャルかもしれない」「アロマンティックかもしれない」という前置き付きで色んなことを考えていた。周りの人が欲しているもの(=恋愛的な体験やパートナー)を自分は欲しない性質かもしれない、そしてそれがかなりの少数派である…

「好き」がズレていたこと

ずっと「好き」について考えている。特に「好きな人」について。「好き」に色んな種類があることはわかっているつもりだった。恋愛的な好きとそうじゃない好きがあること。「好きな人」=「恋愛的に好きな人」を指すことが多いことも認識していた。私は恋愛…

この時代に生きてて良かったと思う

今日はタイトル通りのことをつらつら書こうと思う。これは別に私が今幸せだ!って話ではないし、今の時代を手放しに称賛したいわけでもない。でも、もし私が生まれるのがもう数十年早かったら、もしもっと前の時代を生きていたとしたら、私はどうなっていた…

誰かの普通と私の違和感

恋人ができて、少し前にお別れをした。初めてだった。人に好かれるということ自体が初めてだったと思う。そして、初めて自分がマイノリティである可能性を自覚した。アセクシャルかもしれないこと、アロマンティックかもしれないこと。まだはっきりとは言え…

恋愛のステージに立ったことがなかった

恋バナというものが昔から苦手だった。両親は私のそんな性質を察していたのかそういう話をほとんど振らなかったけど、幼稚園か小学生くらいの頃に親戚に「好きな子はいないの?」と訊かれて「そんな話振らないでくれ、誰が話すかよ!」と幼心に思った記憶が…

ブログを始めたい

ブログというものを始めてみたいと思う。ここ数ヶ月で、かなり悩んだことがある。社会で「普通」とされていることについて、「好き」という言葉について、他人と自分との違いを共有して共存させていく難しさについて。端的にいうと、自分がアセクシャルなの…